「音読」は中学生の英語学習にとって有効か?

結論からいうと、音読よりもリスニングを優先させるべきだというのが私の考えです。

一般的な中学生にとってまず大切なことは、教科書に載っている1つ1つの単語の正確な発音を覚えることです。

英語が出来ない生徒、特にリスニングが苦手な生徒はこれができません。

教科書ワークなどの音源を使用して、正確な発音を覚えましょう。

その次に大切なのは、前後の音に影響された文内での音を知ることです。

これもリスニングを行うことで、例えば「イット、イズ」が「イティィズ」のように聞こえることがわかってきます。

音が消えたり、音がつながったりする現象については教科書でも扱われていますが、やはり自分の耳で大量に音源を聞く中で、体得していくものだと思います。

そうするうちに、自分がしゃべった音が正確なものか、モニタリングできるようになります。

ここまでくれば、「音読」といわれる方法もある程度有効です。

ただ、一般的な音読とは「原稿を見ながらそれを口に出して読む」ことを1人でやる、という意味だと思います(2年生の教科書で音読のやり方とポイントが載っています)。

それでは、「書かれている内容の理解」と「自分がしゃべった音の正確さ」の2つをモニタリングしなければならず、一般的な中学生には難しいような気がします。

それなら、原稿を暗記してそれを暗唱する、というのが音の正確さにしぼってモニタリングできるので有効です。

例えば一般的にいわれる音読を、英語の先生がモニタリングするというのなら話は別で、先生は生徒の2つの技能を試すには有効かもしれません。

しかし、もし生徒が1人でやるとしたら、教科書などの原稿を読むという行為とそれを声に出して読むという行為は分けてやる方がいいのではないかと思います。