家庭教師時代の失敗例

最近、「塾講師の仕事と家庭教師の仕事の違い」について考えています。

塾講師の仕事は基本的に、1人の講師に対して複数の生徒を指導するため、授業1コマ当たりの1人の生徒に対する指導の貢献度というのは、1人の生徒を指導する家庭教師と比べて下がると考えられます。

一方で、一般的に学習塾に通う方が費用が安いというメリットがあります。

もちろん講師による指導の質のバラツキであったり、家庭教師でも複数の生徒を指導する場合もありますので、いろいろなケースが考えられます。

要は一長一短ですので、その時々で生徒に合ったサービスを選んで頂くのが一番だと思います。

ただ、どのような形式で学習を進めるにせよ、生徒や保護者のみなさんには理解して頂きたい、ということはあります。

ここでは、「家庭教師時代に上手くいかなかったパターン」の代表的なものを3つ紹介したいと思います。

やや自分の実力不足を棚に上げた形の意見になってしまいますが、私の本音を書いてみたいと思います。

①津山中の下位の生徒

津山中の生徒で成績が下位の場合、保護者のみなさんが家庭教師にとても大きな期待をしてくださった記憶があります。

しかし、津山中学で順位を上げるのは難しく、テストで10点から20点上がっても、保護者の方に満足して頂くことができず、その結果辞められることが何度かありました。

津山中学のそれも成績が下位の生徒の場合、学年での順位を上げるには、長期的な勉強が不可欠です。

できれば半年間はコツコツを勉強を継続しなければ効果は出ないと思っています。

②1教科の点数が20点から30点ほどしか取れていない生徒

このような生徒は学校の提出物が出せていないことが多く、最低限の勉強に取り組む習慣をつけることが課題となります。

しかし、やはりこのような生徒が勉強の習慣をつけていくには半年ほどの時間が必要だと思われます。

仮に中学1年生の生徒さんであっても、小学校からの習慣を変えていく必要があると考えます。

ですので、率直に申し上げれば、無理して短期間で成績を上げようとするよりは、できるだけ長い時間をかけて、信頼できる学習塾または家庭教師のもとで、勉強をしていくのがよいと思われます。

③保護者の方が家庭教師に過大に期待しているケース

保護者の方の中には、「家庭教師に頼んだのだからすぐにテストの点数を上げてくれるはずだ」とお考えになる方も何人も見てきました。

そのような方に覚えておいて頂きたいのは、「すぐにテストの点数を上げられる方法などない」ということです。

中学校からの勉強は、コツコツ勉強した人間だけが、継続的にテストの点数を伸ばすことができる、と私は考えています。

そしてテストの点数が低いということは、それができていないという可能性が高いということです。

これは中学校に入学してからの勉強の問題に限らず、例えば小学校の時から、勉強だけでなく生活習慣において決められたことをきちんとやってきたか、といった生活習慣全般が問題となってきます。

なぜならそのような生活習慣によって、勉強も含めた「やるべきこと」に対する生徒の意識が養われるからです。

ですから、中学校に入ってテストの点が悪いから家庭教師を雇ってすぐになんとかできる、という問題ではないのだと考えています。

必要なのは、例えば定期テストの勉強を通じて、コツコツと毎日、継続的に勉強を続けていくことで意識を変えていくことです。

そのことをご理解して頂けたらと思います。