受験というゲームを攻略する(その1)

①受験勉強は「解ける問題のストックを増やしていく」作業

受験勉強とは、解ける問題数を増やしていく作業です。

イメージとして、解ける問題のストックを増やしていくと考えるといいでしょう。

入試本番では、高校受験であれ大学受験であれ複合的な応用問題が出題されます。

ですから、パッと見て「あああれか」とすぐに解法なり答が思いつくものではありません。

しかし、よくよく考えていくと基本的な知識の組み合わせであることがほとんどです。

なぜなら入試の問題とは、「見慣れない形で出題することで、受験生がある知識に関して本当に理解して、自分のものにしているか」を問うものだからです。

つまり、問われているのはあくまでも基本的な知識(及びその応用)であることがほとんどであり、試されるのは正確な記憶力なのです。

②受験とは「入試問題を予め解ける状態にしておく」ゲーム

受験勉強の目的は、「予め入試問題を解ける状態にしておくこと」です。

入試問題は、その場で考えるものというよりも、予め勉強し「もうすでに知っている」状態で受験会場へ行き、そして問題を読んで自分の知っている知識を適切な形でアウトプットするゲームです。

この点を誤解しないようにしましょう。

つまり受験生の真の思考力を問うものではない、と考えた方がいいと思います(真に思考力を問うなら制限時間などない方が好ましいでしょう)。

ですから、私が受験生に言いたいことは、そのように割り切ってゴリゴリ暗記していきましょう、ということです。