受験というゲームを攻略する(その2)

昨日の記事で、「受験とは『入試問題を予め解ける状態にしておく』ゲーム」と書きました。

それでは、入試問題を事前に解けるようにしておくためには、どうすればいいのでしょうか。

まず受験勉強をする上で重要なことは、自分が受験する入試問題の傾向を把握することです。

「そんなもん赤本や過去問題集を見れば書いてあるよ」と思われるかもしれません。

しかし、この一番重要なところを他人任せにするのではなく、自分の頭で考えて「傾向はこういうところだ」と仮説を立ててみましょう。

それができれば、次は自分が受験する入試本番ではどのような問題が出るか、を想定してみましょう。

ここまでやれば、かなりの実力がついてくるはずです。

なぜならこれは、過去に出題された具体的な入試問題から、「傾向」という抽象的な情報を導く作業だからです。

この作業の過程で入試問題のエッセンスや出題者の意図が見えてくるはずです。

そして、入試問題に対して表面的で具体的な理解しかしていない受験生には、この作業はできないはずです。

ここまでできる受験生は入試本番で合格点が取れると思います。

ぜひこのレベルを目指してみてください。