定期テストで点数を伸ばすための3つの鉄則
鉄則その1、学校の課題に真剣に取り組む
中学校の定期テストでは、「どれだけ授業で学習したことを理解できているか」が問われます。
そして学校の課題は、授業で学習したことを生徒が正確に理解できているか、を確かめるためのものです。
そのため定期テストの問題は、学校の課題の中にある問題を同じ問題で構成される、ということになります。
つまり学校の課題とは、「今度の定期テストでは、こんな問題がでますよ」という、学校の先生からのメッセージなのです。
学校の課題を真剣にやればやっただけ、定期テストの点数は伸びます。
なぜなら、同じ問題が出るからです。
定期テストの点数を伸ばしたい人は、学校の課題を頑張りましょう。
鉄則その2、「高地トレーニング」で得点力をつける
それでは学校の課題、例えば白プリントを1回やっただけで全て暗記できるか、というとそうではありません。
たくさんの情報を正確に理解し記憶するためには、同じような問題を繰り返し何度も解く必要があります。
まずは、白プリントであれば、答え合わせをした後も右側の答えの部分を隠して、問題だけ見て何度も何度も解き直しましょう。
「問題文も解答も全て暗唱できる」くらいになれば、その教材は合格です。
これくらいの負荷を自分にかけておけば、本番で余裕をもって問題に取り組むことができます。
練習の段階で自分の身体に重い負荷をかけることで身体能力を向上させ、本番でのパフォーマンスを上げる、というマラソン選手が行う「高地トレーニング」の考え方と同じです。
また、学校の課題だけでなく、試験対策用の問題集を使って勉強することをお勧めします。
試験対策用の問題集の使い方については、こちらの記事で説明しています。
ぜひ参考にしてみてください。
鉄則その3、「短期集中」から「長期分散」へ
テスト対策のスケジュールは、短い時間で一気に勉強する「短期集中」ではなく、早めに始めてコンスタントに進める「長期分散」が有利です。
「短期集中」型の勉強は、終わった後に達成感があり、何かすごいことをやったという気になれますが、短い時間で覚えたものは忘れやすく、記憶として定着しません。
一方で、「長期分散」型の勉強は、1日あたりの勉強量は多くはなくても、毎日コンスタントに続けることで、覚えた内容が記憶として定着しやすくなります。
なにより、1日当たりの負担が「短期集中」型より少ないため、勉強を始める時の心理的な抵抗も少なくなり、結果として勉強自体を習慣化させることができます。
テスト勉強は、始める時に一番めんどくさいと感じるものですが、一度始めてしまえば何とか出来てしまうものです。
テスト勉強はできるだけ早め早めに始めるようにしましょう。