英単語を1ヶ月で300個覚えよう。

高校生が英単語を覚えるには

高校生になると、自分からすすんで英単語を覚えていかなければなりません。

『システム英単語』や『ターゲット1900』などを使ってガンガン覚えていきましょう。

目安としては、1日1時間くらいかけて、1ヶ月で300個を覚えるのがいいのではないかと思います。

それでは、どうやって覚えればいいかですが、例えば300個の単語を1ヶ月で覚えようとする時、300割る30で1日10個ずつ覚える、というのはよくありません。

そうではなく、1日に50個ずつ時間を取って書かれてある内容を通読し、語句などは音読する、ということを毎日やります。

そしてそれを5回繰り返す、というのが英単語のおすすめの覚え方です。

つまり、1ヶ月で300単語を5周する、ということです。

英単語は必ず忘れる、ということだけは忘れずに。

1週目は、特に全く見たことがない単語などは、全然頭に入ってこないと思います。

でもそんなこと気にせず、意味の分からないお経を読むように、修行だと思って、まずは1周する。

1個1個確実に覚えようとするのではなく、毎日50個読むということだけ意識する。

そして、2周目、3周目と繰り返していきます。

「これで本当に覚えられるんかな」と思いながらも、1ヶ月で5周、やり切る。

すると、だんだん「顔(つづり)」と「名前(意味)」が一致するようになります。

「あ、あの人なんて名前だったかな」と焦っても、名前を聞くと「ああ、そうだった」という感じになってきます。

そうやって、英単語はだんだん頭に入ってくるのです。

ただし、いくら全力で覚えようとしても、英単語は基本的に日常生活で使う必要性の低いものですので、時間が経てば必ず忘れます。

しかし、とりあえず1ヶ月かけて5周する、ということをやっておけば、どこかで再会した時に「あれ、これ見たことあるわ」と気がつきます。

まずはそれでいいと思います。

模試の直前に復習したり、入試の直前期の3ヶ月から半年くらいかけて一気に復習する、ということなどを意識してやれば、ゆっくりと、しかし確実に脳が記憶してくれ、自分がその記憶を使いたいと思ったときに時間をかけずに思い出すことができるようになります。

だから、初めて見る単語を覚える時には、まずは1ヶ月で5周することだけ考える。

あとは、脳が勝手に『これは大事な情報のようだ』と思って記憶してくれるのを期待する。

英単語というものは、そういう姿勢で覚えていけばいいんだと思います。