逐語訳でいこう!

英語が苦手な高校生の和文英訳の解答を見ていていつも思うことは、文の構造や文型を意識しないで、一つ一つの単語からなんとなく全体の意味を類推する、という生徒が多いということです。

パッと見は自然な日本語になっているものでも、文の構造が把握できていないので、模試などで点数を取ることができません。

和文英訳の問題では、まず文の要素(SVOCM)などや文型、時制や態を正確に把握しなければなりません。

それができてはじめて、一つ一つの単語の意味を正確に答えることが求められるのです。

仮に自然な日本語にできないとしても、文の構造が把握できていれば大きく減点されることはなくなっていきます。

それはいわゆる「逐語訳」的な日本語になると思いますが、そのような解答の方が自然な日本語で書かれた解答より、「この受験生はポイントがわかってるな」と採点者に伝わるのです。

英語が苦手なうちは、くれぐれも「意訳」的な日本語や、「要するにこういう意味でしょ」といったような解答を書くのは絶対にやめておきましょう。