岡山県立高校の入試問題分析(2022年一般)―理科4
地球と宇宙
大問4では、「地球と天体」の分野から問題が出題されました。
概ね基本レベルの問題で構成されていたとはいえ、説明記述問題もあり、天体の動きを考える時の角度の計算などでも、ケアレスミスのないように注意したいところです。
用語記述問題
「恒星」が出題されました。
このあたりは絶対に正解したい問題です。
1問1答式の問題で必ず出てくる用語ですので、確実に書けるようにしておきましょう。
空所補充問題
文章中の空所に語句を入れる問題が出題されました。
南中高度と緯度の関係や、地球の自転の特徴など基本事項の理解が問われました。
日頃から基本事項の内容を自分の言葉で簡潔にまとめる練習をしておくと、このような問題の対策になるのでおすすめです。
星の日周運動と年周運動
天体分野ではおなじみの「時間の経過と星の動き」の問題です。
ここでは、まず南の空では、星は時計回りに回転しているように見えることがポイントです。
そして、1か月では30度、1時間では15度動くことに注意して、同じ位置にある時刻を求めていきます。
典型的かつ頻出の問題ですので、類題をたくさん解いて、確実に解けるようにしておきましょう。
惑星とその見え方
表を見ながら、木星を表すものを記号で選ぶ問題と、地球から金星が真夜中に観察できない理由を説明する問題が出題されました。
ここでは、「金星は地球よりも太陽に近い位置を公転しているため、地球から真夜中には見ることができない」という基本事項が問われました。
問題文にある、「「公転」という語を用いて説明しなさい。」という条件がヒントにもなっています。
ここでも、あくまでも基本事項を押さえることが何よりも重要であることと、その基本事項について、自分の言葉で説明できることが求められることを確認しておきましょう。