中村倫也選手のスピーチに学ぶ「本当の英語力」とは
今日はシンガポールでROAD TO UFCという総合格闘技の大会が開かれています。
そして期待の日本人ファイター中村倫也選手が、見事インドネシアの選手に1ラウンド1本勝ちしました。
中村倫也選手の顔は自信に裏打ちされた、とてもいい顔です。
ですので、私は中村倫也選手に注目していました。
試合では後頭部に対する攻撃に対して、減点というジャッジもありました。
しかし、中村選手は動揺することなく関節技で1本勝ちを収めました。
中村選手に大切なことを確認させてもらった気がする
私が一番感動したのは、勝利後のインタビューで通訳の方がいるにも関わらず、英語のインタビューに英語で返したことです。
日本人選手がアメリカに行って、あまり評価が上がらない理由として「日本国内の知名度が低いこと(日本の市場における価値)」と「英語が話せないこと(自分の言葉で直接ファンにアピールできない)」があげられることがあります。
おそらく中村選手はそれを意識していて、本気でアメリカで(つまり世界で)活躍するために、英語を勉強しているのだと思います。
インタビューの途中で、インタビュアーの質問の意味がわからず、通訳に助けを求めるということがありました。
でも、できるだけ英語で返そうとすることは、アメリカの、また世界の格闘技ファンから見たら好印象であることは間違いがありません。
英語のスピーチが下手であることが、それほど問題なのではなく、自分のことを本気でアピールしようとすることが大切なのだと、中村選手を見ていて感じました。
そして、これこそが英語の試験では評価することのできない「本当の英語力」だと、私は思います。
今日は中村倫也選手に、大切なことを確認させてもらいました。