岡山県立高校の入試問題分析(2022年一般)―国語2
漢詩と解説文
大問2では、漢詩とその解説文(2人の専門家の対話)が与えられ、その読み取りを中心とした問題が出題されました。
秋の風景を表現した内容の漢詩ですが、解説も含めて非常に深い内容のように思えます。
漢詩の形式
漢詩の読み取りが出題されれば、必ずと言っていいほど問われるのが「漢詩の形式」です。
これは2年生で学習しますが、漢詩を見た瞬間に答えられなければなりません。
また、実際の問題文では「漢字四文字で書きなさい」とありました。
定期テストや自己診断テストで間違えたことがある人、漢字で書けなかった人は必ず書けるようにしておきましょう。
文学史の知識
小問では、文学史の知識も問われました。
「現存する日本最古の歌集」ということですので、答えは「万葉集」です。
このレベルの問題であれば、必ず正解したいところです。
今後も文学史の知識が問われる可能性があるので、一度時間を取って覚えておくといいでしょう。
感想文の空所補充問題
そして、この漢詩と対話を読んだ生徒が書いた感想文の空所に、適当なことばを十字以内で書くという問題が出題されました。
このような問題はよくある典型的な問題です。
ここでのポイントは、やはり対話の言葉をそのまま抜き出すのではなく、自分でまとめなければならない点です。
このような問題は入試では頻出ですので、小説の問題でも書きましたが、必ず本文の言葉を使いながら上手くまとめる練習をしておかなければなりません。
その際に、自分の書いた答えを先生に見てもらって、過不足を指摘してもらうのがいいと思います。